暑い夏に夕飯を作るのがキライ…。
友だちとランチで食べ過ぎて、
夕方になってもおなかがいっぱいの時も
夕飯を作るのがキライ…。
仕方なしに、私の少ないレパートリーの中から、副菜としてポテトサラダを作ろうと思いたち、きゅうりを輪切りにしていたら思い出す。
それは、高校時代の家庭科の教科の授業で、
「きゅうり切り検定」があったこと。
確か、1分間にきゅうりの輪切りを何枚切れるかという技能テストだったと思う…。
きゅうり検定で合格するために、検定の1週間前から家できゅうりの輪切りの練習をしたものだわ。
一度、放課後にマイきゅうりを持って、家庭科室で検定の練習を友だちのきくちゃんとした。
きくちゃんは、家庭的で好きな男の子に手作り弁当をプレゼントしちゃうぐらいの料理好き。
そんなきくちゃんだから、きゅうり検定のきゅうりの輪切りは薄くて、早く切れて美しくかった。
料理なんてロクに作れない私のきゅうりの輪切りはひどいものだった。
きくちゃんの輪切りに憧れた私は、家できゅうりの輪切りを練習して、1週間毎日、きゅうりのおかずが食卓に上がり、お母さんも私もゲンナリ。
その甲斐あって、きゅうり検定はなんとか合格した。
きゅうりの輪切りをする度に、はるか昔の高校時代を思い出す。
今でも、高校によっては「きゅうり検定」あるようです。
子どもたちの通ってる高校はないみたいだけどね。
そうやってトリップしないと、暑い夏は夕飯を作る気になれないのだ。
母たちよ、夕飯作る係の人たちよ、がんばろうねー。