もっと…伝えることの大切さ

 

お友達のお母さんは

専業主婦が多かった時代

ご主人に先立たれて

女手一つで、

お友達を育て上げたお母さん。

 

お洒落にも気を使い、

仕事もバリバリ。

女の人が車にも乗ってない時代に

颯爽と車に乗って

道行く人に

振り返られたそうな。

 

そんな素敵なお母さんと

いろいろ話すのが

楽しかったそう。

 

でも、今は認知症になり

出来ることが 

どんどん少なくなって、

暑い夏に冬のモコモコの

上着を着たりする。

 

話は出来るけど、

返ってくる言葉は

とんちんかんで

会話はできない…。

 

あなたは幸せ。

まだお母さんが元気で

会話ができるのだから。

高齢者はいつどうなるか

わからない。 

 

だから、

大切な言葉や

伝えたい言葉は

早めに伝えた方がいいよ。

 

その言葉が心にひっかかり

実際に伝えようとしたら

なんか気恥ずかしい。

伝えることで、

それが最後の言葉になったら

どうしよう。

それとも、母が

「私、どこか悪いのかしら?」

と誤解するかな。

 

伝えよう伝えようと

思いながら2週間。

 

お彼岸の墓参りの帰りの

車の中でやっと言えました。 

 

「お母さん、お母さんの子どもに  

産まれてきてよかったよ。

ありがとう。」

 

母は

「何、どうしたん?」

 

「お母さんは92歳で、いつ

どうなるかわからんから

伝えておこうと思って…。」

 

そういうと、母は

「そうなんよー。

80歳からはオマケと

思って生きてきたら、

思いの外、長生きで。」

と笑っていました。

 

言わなくてもわかってる…

かもしれないけど、

やっぱり

伝えるって大事✨✨。

 

近しい人ほど、

言葉にして伝えないと

いけないんだな🎵。