読書

一冊の本を読み終えました。

「一切なりゆき  ~樹木希林のことば~」

 

覚え書きとして記しておきます。

 

・みんないずれ死ぬんだけど、死ぬまでの間に、残したくない気持ちを整理しておくといいですよね。会っておくとか、話しておくとか。

 

・わたしは自分のことで人を煩わせるのがすごく嫌なんです。自分のことを自分で始末していくのは大人としての責任だと思うから。

 

・「もっと、もっと」という気持ちをなくすのです。「こんなはずではなかった」「もっとこうなるべきだという思いを一切なくす。

自分を俯瞰して、「今、こうしていられるのは大変ありがたいことだ、本来ありえないことだ」と思うと、余分な要求がなくなり、すーっと楽になります。もちろんヒトとの比較はしません。                                              

 

・女は強くていいんです。強くないと一家を支えられないんですよ。その強さで「男女平等」というところに旗を掲げなくても、もっと女の適正の場所を探して、そこで強くなるとすごく世の中は美しくなるなと思うんですけどね。

 

 

樹木希林さんは、年を重ねるほど魅力が増した人でしたね。 

 

若い時は、年とってから魅力があっても…とか、年とってからお金があっても…と思っていたけど、動けなくなればなるほど、お金は必要だし、人を惹き付ける魅力は年老いてからの人生を豊かにする。

 

91歳でも元気に一人で生活している母と、樹木希林さんは、私の憧れです。